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サマータイム(夏時間)

日本でも最近サマータイムと言う言葉を耳にするようになりましたが、サマータイムとはいったいなんなのでしょうか?なんて思った事はありませんか? 私はここアメリカのロサンゼルスに住むまで、そんな事があること自体全く知りませんでした。 おかげで初めてサマータイムに切り替わる日を体感した時は、何食わぬ顔で学校を遅刻してしまい恥ずかしい思いをしたのを覚えています。
そんな事も今じゃ笑い話ですが、世界ではサマータイムを実施している国も多いので、旅の豆知識としてちょうど先日サマータイムになったばかりと言う事で、まだサマータイムを知らない人達が、アメリカに来た際に困惑しないよう、サマータイムについてお話したいと思います。

そもそもサマータイムとは何でしょうか? 日本語で言うと夏時間になりますが、夏の時間だけ国中の時間を変更するなんて日本で育った人なら分かり難い話ですよね。 ですが案外と効率的な考えからの発展なんです。 と言うのは、夏の間太陽が出ている時間が長いですよね、それを有効に利用しようと言う目的で、現行の時刻に1時間を加えたタイムゾーンを採用し、明るい時間を長く利用しようという制度なんです。

日の出
目的と効果

明るいうちに仕事をすれば、夜は早く寝るようになるため、結果的に省エネルギーにつながるとされていて、緯度が高く夏の日照時間が長い欧米諸国などでは一般化した制度ですが、日本では少し難しいかも知れません。 なぜなら時間を変えたところで、終業時刻を外の明るさを基準にする人が出れば、残業が増加したりして、省エネどころじゃなくなりますからね。

それに実際、近年は冷房が各家庭に普及しているため、明るいうちに帰宅すると、暑い時間を家で過ごすことから冷房需要が増え、照明の節約効果以上にエネルギー消費量が、増えてしまうのではと言う懸念の声もある位です。 これは個人の感想ですが、サマータイムは、日本以外の国で、文化の違いがあるから成り立っている、時間の変更だと思います。 日本の文化で他国同様に上手く行くとは限らないと思います。

でもこちらに住んでいると、この一時間の違いは凄く大切に感じるもので、 仕事が終わった後(8:00−17:00の場合)でもまだ明るいので、一日が終わってしまったと言う脱力感は無く、 逆にまだこんな明るいならと思い、ちょっと帰宅途中にどこかに寄って帰ることが出来たりして、リラックスできる時間が増えます。 特に冬の間はやはりアメリカと言う事で危険も多いので、暗くなるとすぐ閉まってしまうお店も少なくなく、仕事帰りの行動パターンが縮小されてしまいがちですが、サマータイムになると外が明るく時間に余裕がある分、行動範囲が広がります。 この些細な事が凄く自分のライフスタイルを作くれるいい環境になっていて、アメリカではサマータイムが成り立っているのだと思います。

サマータイム実施場所マップ
歴史

驚いた事に、サマータイムについて調べていくと、意外な事実に突き当たりました。 実は日本も以前サマータイムを導入していた時代があったそうです。 というのも日本は敗戦し、米軍などにより占領統治されていて、その時期1948年4 月28日に公布された夏時刻法に基づいて、同年5月から毎年第1土曜日24時(=日曜日1時)から9月第2土曜日25時(=日曜日0時)までの夏時間を実施していたそうです。しかしその後、1951年に講和条約(=占領を終わらせる条約)が締結され、翌1952年4月28日に占領が終了して、それに先立って1952 年4月11日に夏時刻法は廃止されました。

その後1995年頃からは省エネなどを名目としたサマータイムの再導入が一部議員を中心に検討され始め、衆参両院超党派の100名を超える国会議員たちにより2004年8月に「サマータイム制度推進議員連盟」が小泉内閣経済産業大臣だった平沼赳夫により設立されましたが、自民党を離党したのを切っ掛けに動きは止まったまま。

その後福田康夫内閣が(国民の)地球温暖化対策に対する意識変化を国民運動的に求めていくとしてサマータイム法制化・完全導入へ動き、麻生太郎内閣は日韓同時にサマータイムを導入すれば経済効果が高いと認識を示しましたが、政権が変わり今の鳩山由紀夫内閣らは、日韓首脳会議で日韓同時導入を韓国が提案していると発表しているところで動きは止まっているようです。

不景気ではありますがただ他国の真似をするのではなく、過去に実績があるのならなぜ取り止めたのかをもっと深く調べて頂いて、国民の事を考えた答えを出して頂きたいですね。  

日没

そんな中、ロサンゼルスでは今年もサマータイムがやって来ました。

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